一年に一度は新しい場所で展示会できればという思いで仕事をしています。
同じ場所に繰り返し呼んでいただけることは、お客さまと絆が深まってゆく充実感があるのですが、自分が甘えて新鮮さが失われていくような錯覚もときどき覚えます。
それでも日々の仕事の中でなかなか新しい場所を見つけることもできないと悩んでいた時に、アトリエに古くからいらしてくださっているお客さまが、
「鳥取のギャラリーで素敵なところがあって、私、音の絵を宣伝してきましたよ」って、言ってくれたんです。
音の絵の洋服を着て行った時に、ギャラリーのオーナーに褒められたそうです。
そのお客様は、多分、音の絵の洋服を一番着てくれているのではないかと思うくらい、毎回新しい布を作るたびに買ってくださり、もめん畑さんなどで仕立ててくださっています。
わたしはあまり外出しないので、人目につくことも少なく、彼女の方がずっと広報部長でいてくれて、本当に感謝しています。
その後、鳥取のギャラリーにお伺いしたら、すでにわたしのことを知ってくださっていて、
「お待ちしていましたよ」と言ってくださいました。
広報部長は、よくうちの事情わかっているなあと思うくらい、布を裁断するのにちょうどいいスペースがあるギャラリーで、中二階をまるまる貸していただくことにしました。


半地下では、鳥取の素敵な工藝品をたくさん販売されています。
裏手には鳥取民藝美術館や有名な工藝品を扱う専門店もあります。
鳥取はカレーが有名だそうで、開店前から皆さん並んでいた「たくみ」さんで、カレーとハヤシライスが半々ずつお皿に乗っているものをいただきました。美味しかったです。
とは言っても知人の少ない土地です。4日間、誰も来られないかも・・しれません。
それでもたった一人のお客様に出会うために、しっかり準備しますね。
日時 2025年4月17日(木)〜4月20日(日)11:00~17:00
場所 ギャラリーそら
鳥取市栄町658-3 駅前サンロード (向かいにコインパーキングがあります)




このたびのDMは10年前、大神慶子さんが作ってくださったデザインを復刻しました。
当時、DMの専門誌に掲載された思い入れの深いデザインです。